人文系業界での博論出版にはあまりいい感じがしていない。
博士論文程度のクオリティで商業出版にしようというのがまず浅はかである。
しかも、博論本を出版した後、アカポスについてしまったらそのまま業績を出さなくなる若手・中堅研究者の多いこと。
さらに苛立たしいことに、最近は査読論文にも出さず紀要の寄せ集めだけで博論を書き、それを出版すれば大きな業績になるというので終わらせてしまうというなんとも悲惨な状況になっている。
そんな状況に限って、査読への批判が起きたりする。査読制度はやめるべきだと。
だったら二択しかない。査読制度を一切やめて、何でもかんでも出版すればいいと。
そこで下手なことを書いて一発アウト、というのが潔いではないか。
とはいえ、やはり博論は商業出版にするのではなく、各大学でオープンアクセスにして、誰もが読める状態にするのが望ましいと思う。
ただ博論を出版して業績です、就職させてください、というのでは学問がやりたいのかそれともただ教員にさえなれればいいのかわからない。というか圧倒的に後者が多い気がする。なぜなら人文系大学院生なんて所詮は金持ちの道楽だからである。