『20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか』を読んで

今週のお題「買ってよかった2025」

 

今年買って読んで一番良かったのはダントツでこれ。

 

 

佐藤先生のご著作で気合の入った一冊。

特に扱われている哲学者のジェンダー比率がいい。

そして、前著の『メタ倫理学入門』よりもさらにグレードアップしていて、かなり勉強されているなという印象。

 

僕もがんばらなきゃと思うのと同時に、今の若い人はこんなメタ倫理学の教科書に恵まれていいなあという気持ちと、これからメタ倫理学のレベルがベースアップするんじゃないかという期待感で膨らんでます。

 

僕が院生の頃はウィギンズ、マクダウェルブラックバーンあたりが中心で、あとまだウィリアムズがそんなに注目されてなかった、パーフィットがようやく注目され出したかなあぐらいの時期だったので、今これだけ材料が揃っているのはいいなと思った。

 

マードックも個人的には『善の至高性』を読んだけど、メタ倫理学に組み込まれるとは思わなかった。

www.hanmoto.com

(※なんか絶版状態だが、この期に再版すればよろしいのでは?)

 

フットも邦訳が出てるので読むといいね。ただメタ倫理の本なのに徳倫理学入門とは、ってなるけど。。。

 

アンスコムは『インテンション』の新訳が出ましたな。

'Modern Moral Philosophy'も翻訳があればいいけど、誰か紀要とかで翻訳しませんかね?

ちなみにご著者の佐藤先生がこの論文を扱った論考がありますね。

cir.nii.ac.jp

 

個人的には直観主義者寄りなので

ロス、プリチャードの翻訳が是非とも出て欲しいなと思ってます。

勁草書房さん、待ってますよ。

 

パーフィットのOn What Mattersも出たばっかりの時に読まざるを得ない機会があったんだけど当時はさっぱりわからなんだが、今この著作を読んでやっとわかるようになりましたよ。それに翻訳も出てるのでまあ読むしかないね。

 

とにかくこの本を読んで僕はますますオックスフォードに行きたくなりましたよ。

待ってろよ、オックス!