田中慎弥『孤独に生きよー逃げるが勝ちの思考ー』を読んで

今週のお題「これに影響を受けました!」

 

今日はかの優秀な歯科医師シグマン尊師から頂戴した

田中慎弥『孤独に生きよー逃げるが勝ちの思考ー』を読みました。

 

 

この書に通底するモチーフは

1). 孤独になれ

2). 奴隷状態になるな

ということでしょう。

特に二つ目の奴隷状態になるなというのは

会社、その他の仕事、

インターネットやAI、など

他人から与えられるものから距離を置いて

自分自身で考えよとのメッセージが伝わってきた

そのための孤独ということだろう

 

明示的にはされていないが

自分自身で考えて奴隷状態にならないというのは

自由の問題に通じる気がする

 

哲学の伝統的な区別で

「への自由(freedom to)」と「からの自由(freedom from)」があって

現代社会では前者が尊ばれがちだが

私は後者の消極的自由を推してみたいとこの書を読んで思った

 

他者との関わりを一旦遮断し

放っておかれる自由、独りで自分を見つめ直す自由

 

そうした自由から自分で考えること

そして自分を律するということを手に入れること

これが大事なんだと思う

 

そしてこれは私事だが

しばらく小説を読むということをしておらず

哲学書ばかり読んでいた気がする

つまりフィクションではなくノンフィクションだ

確かに哲学は大学・大学院で勉強してきたことであり

専門ではあるものの

やはりどこか型にハマっているところがある

 

一方、どこかで小説はどこに考えるポイントがあるのかわからない

などと思って「無駄」と切り捨ててきた部分があるのかもしれないが

その「無駄」を楽しむ余裕を失っていたのしまったかもしれない。

 

だからこそ、もう一度小説を読むという愉しみ

そして何らかの人間に対する洞察を得ようと

小説を読み、また自分でも書いてみたいという欲が湧いてきた

 

何度でもやり直せる

覚悟はいるかもしれないが

だからこそ孤高に生きるということが

活きてくるだろう

 

一旦しばらくはインターネットからも離れようかとも思う

やはり紙の書籍、活字を読まないといけない

 

逃げるが勝ち

逃げ切ってやるさ