文献学研究は貴族趣味である

哲学研究の中でも

古典に権威があると信じ

必死に古典を読み漁り

解釈をしていくというスタイルの

哲学史古典研究がある

 

これは古典の哲学者が

きっと当時のみならず我々の時代にも通じる

普遍的な主張をしているという高貴な信念から

くるのであろう

 

アクチュアルな問題に対して

古典に依らず論理をこねくり回しているのは

下卑た低俗なる営みに過ぎない

 

やはり古代の偉人の声に耳を傾け

高貴たる知識、知恵を現代に届け

古典を読み継がれるものとして提示する

というのでなければならない

 

我々文献学者は

そうした貴族的な観点から

ノブレス・オブリージュ

果たしているのである

 

古典でコテンパンにしてやんよ