原子論の誤り
個を無造作に集めると集合にはなるが
この集合にはつながりがなく全体を形成しない
同様に、ばらばらな個人を集めても
集団を形成するかもしれないが全体とはならない
集団というのはそれ自体でよいものではない
時には悪事や不正の共犯者になりうることもある
では共同体という全体を成すためにはどうすればよいか
個人の段階では一人一人の単位を「1」と数えているだけで等価扱いだ
だが、個性という属性を加えていくことで多様性が生まれる
その多様性を織りなす個性をもった人々が
同時にケアをしあうことで共同体というものは形成される
我々は再び共同性を取り戻さなければならない
共同存在の哲学を今こそ模索すべき時だろう