世間的にはよく「文系」と「理系」という分類で人を分けたがる傾向にある。
職業にしたって、文系職と理系職を分ける傾向にあるだろう。
だが、文系と理系という言葉はせいぜい学校教育までで便宜的に使われている言葉でしかなく、大学で学問を学べている人はこういう曖昧な俗語を不用意に使うことはないだろう。
むしろ自然科学・人文科学・社会科学という分類を好んで用いるし、日本十進分類法ではこの分類の方がメジャーである。
この分類が信じられない人は、受験産業、高校までの価値観、明治時代の旧制高校校の分類がどうだったかを考えてみると良いだろう。
最近は統計やプログラミング、STEM教育などが教養の一環として謳われているが、これが現代のリベラルアーツであろう。
落合陽一のホームページなどを見ればわかるだろうが、あれこそリベラルアーツを体現していると言って良い。
しかし統計やプログラミング言語などは元として論理学があり、やはり哲学にその源泉を持つと言って良いだろう。
なぜ文系と理系が分たれたのかについて知りたい人は
隠岐さやか先生のこの書籍を読むことをお勧めする。