2020年年明け
気持ちを引き締め直して就活を再開しようと
大学に行って友人と話したら
なんとその友人に彼女は浮気をした話をしたらしい
確かに彼女はちょっと頭が悪いと思ってたけれども
そんなこと言うかと大変残念な気持ちになっていた
ちょっと口論にもなったと言うか僕が責めたのだが
彼女は僕が就職が決まらないことを盾に開き直っていた
確かにそれを言われるとつらいものがある
ちなみに浮気相手はIT系の年収1000万プレイヤーらしかった
そんなん就職決まっても初手で1000万なんて行くわけないから
勝てるわけがないと
まあそういうわけで彼女のことは一旦置いといて
あくまで自分の生活のために就活をしようとモードを切り替え(きれてはいないのだけれども)
就活を続行した
2019年
エントリーをたくさん出してみたが
なかなか通らなくなっていた
そんな中、一応書類選考に通ったのが法律関係の仕事で
面接に呼ばれてみたのでとりあえず行ってみた
面接では専門的なことは聞かれず
意欲とかを確認され まあこちらもありきたりな就活生らしくやる気はありますと答えたものの
通らなかった
なかなか書類選考にも通らなくなってきた時期で
大学の就職課に相談してみたところ
よく大学に営業に来る印刷会社があるとのことで
話を聞いてみることにした
どうやら地域密着型で 大学周辺地域を取り上げて
広告や雑誌を出したりしているようだった
出版物に関心があった僕としては興味は深々だった
募集しているのは営業職だったが 車の免許も持ってるし
ちょうどいいと思って受けることにした
まずは営業の方々との説明会でわざわざ大学に来られた
一通り説明を聞いて思った通り興味が出てきたので受けることに
そしてまずは部門の一次面接
さすが営業部だけあって元気そうな社員の方が
数名応対してくれた
私は緊張したものの こういう部署ならとにかく
元気とやる気といわきをアピールするものだと思って
溌剌と質問に答えた
どうやら好感触だったようで
一次面接には合格
そして役員面接
これがまた曲者で
家族経営の会社で
当時の社長は経歴を気にしないで応対してくれたが
次期社長(もう1、2年で交代)がバリバリのビジネスマンで
職歴なしの大学院生には冷ややかな態度だった
そして結果
落ちた
しかし嬉しいというか励まされることに
当時の社長から丁寧に直筆のお手紙を受け取った
読んでみると
営業部も当時の社長も僕のやる気のある対応に好感を持っていて
ぜひ一緒に働きたいと思っていたようだが
次期社長はあくまで職歴ありの即戦力を求めていたので仕方なくと
大変申し訳なさそうに書かれていた
まあいい会社なんだろうなと思いながら
方針がそうなら仕方ないということで
むしろ最終面接まで行けたこと
やる気を評価してもらえることなどに
自信が持てて次に行こうと思い始めた
だがその頃
世間では新型コロナウイルスが
流行り始めた頃だった