哲学

入不二基義×上野修対談記録

今日は東大本郷に行って 入不二基義先生と上野修先生の対談を見に行ってきました。 Anynessをめぐって丁々発止の議論が繰り広げられていたのが大変エキサイティングだった。 任意(any)と特定(some)の区別は案外難しいようだ。 論理学ちゃんとやらなきゃな。 …

え、2025年いつの間に終わってたん!?

あーあ、今日は12月33日かあ、、、 って思ってたらもう2026年だって!? そんなバカな! またまたご冗談を...... と思いつつ、もう2026年だという現実を直視しております。 特に残酷な現実として私は今年40歳になるのです。 40歳ですが、独身のJTC窓際社員な…

12月の読書記録ー窓際社員日記ー

2025年はどんな1年でしたか?「仕事の思い出」を振り返って、Amazonギフトカードをゲット! 良かったことも、悪かったことも、全部ひっくるめてブログ&SNSでシェアしてください! MEETS CAREER × Hatena Blog 特別お題キャンペーン #2025年仕事の思い出 by…

『20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか』を読んで

今週のお題「買ってよかった2025」 今年買って読んで一番良かったのはダントツでこれ。 20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか 上 作者:佐藤 岳詩 勁草書房 Amazon 20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか 下 作者:佐藤 …

令和人文主義オリジン

今週のお題「今年読んでよかったブログ」 今年いちばんのブログといえばやはりこれ。 「令和人文主義」という言葉を作った谷川さんのブログというかnoteでしょう。 note.com ただ不思議なことに、令和人文主義って言われてるけど、 ここで名前が上がってる人…

哲学の読書体験について

哲学の読書体験で僕が大事にしていることがただ一つある それは、(僕の場合はあくまで専門外の)哲学書を読むときは まずとにかく原典を読むことである。 この場合、原典は言語じゃなくても翻訳でもいいから とにかく原典を読む。 よく言われるのは、 原典…

12月の読書目標:形而上学を超えて

今週のお題「ストックしているもの」 12月、2025年ももう終わりですね。 ちょうどお題が「ストックしているもの」なので 私にとってストックといえば積読本ですが、 2026年に向けて下記の書籍を読み尽くしたいと思います。 ・入不二基義『現実性の極北』 現…

日本科学哲学会 2日目

科学哲学会2日目です。 今日はウィトゲンシュタイン特集みたいな感じで ウィトゲンシュタイン関連の発表ばっかり聞いてました。 午後は倫理関連と情動関連。 そしてAIと人生の意味。 やっぱり科学哲学会みたいな現代的なテーマをやる学会は いつも刺激的で…

日本科学哲学会 1日目

今日は日本科学哲学会のため八王子、中央大学まで行ってきましたー。 現代哲学でテーマ研究といえばやっぱり科学哲学会ですね。 今日聞いてきたのは大体、 所与の神話、メンヘラ、ウィリアムズ、義務論理 シンポジウムと記念講演ですかね。 前に別の学会でお…

2025年10月の読書記録

10月中に読んだ古典の哲学書を紹介します。 ・エピクテトス『人生談義』 ・アウグスティヌス『告白』 ・ハイデガー『存在と時間』 ・G.E.ムア『倫理学原理』 ・エピクテトス『人生談義』 エピクテトス 人生談義 上 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon エピクテトス …

研究道中膝栗毛〜メタ倫理学と留学がしたかった日々〜

はじめに 研究生活というのは苦難の道であり、決して平坦ではない。 私も博論に至るまでに紆余曲折あり、博論の段階では正直自分の書いたものに納得はしていない。なので博論を書籍化することは一生ないだろう。なぜなら、私が修士時代からやりたかったこと…

読書会情報20250930

先日、誕生日の際に 下記書籍をいただきました。 高村友也『純粋哲学の世界』 贈り主の希望もありまして、 この書籍で読書会をしてみたいとのことですので メンバーを募集します。 参加を希望される方はDMかリプをくださいませ。 形式は日本語文献ですし、…

キケロ『友情について』〜薄い本と言えばこれでしょう〜

人間関係で悩む若者は多い。 特にSNS世代の人とつながりやすくなった人々にとっては 人間関係の悩みは尽きない。 そんなときは一度デジタルから離れて キケロの『友情について』を読んでみてほしいものだ。 友情について (岩波文庫) 作者:キケロー,中務 哲郎…

キケロ『老年について』〜薄い本と言えばこれでしょう〜

今日の薄い本シリーズは キケロの『老年について』です。 昨今、日本は高齢化社会で、 私もそろそろ中年なので老後の生活が切迫してきているところですが、 老年について考えるための一冊だと思います。 老年について (岩波文庫) 作者:キケロー,中務 哲郎 岩…

プラトン『ソクラテスの弁明/クリトン』〜薄い本と言えばこれでしょう〜

先日、「薄い本といえばこれでしょう」というツイートがバズりました。 薄い本が話題ですが、薄い本と言えばこれでしょう。 pic.twitter.com/hM3p4WbnBb — 𓋴𓅱𓆑𓅱𓇌𓈖𓎡𓅱𓋴𓅱𓋴𓄿𓈖 スフィンクスさん SPHINXTHAN (@Sphinxthan) 2025年8月28日 こんなのがバズるなんてな…

秋の哲学・倫理学新刊情報

秋の哲学・倫理学新刊情報ですが、 今回のラインナップは目白押しですよ。 哲学史入門Ⅳ 正義論、功利主義からケアの倫理まで NHK出版新書 作者:古田 徹也,児玉 聡,神島 裕子,立花 幸司 NHK出版 Amazon 倫理思考トレーニング (ちくま新書) 作者:伊勢田哲治…

マルクスを読みましょう

来る共産主義革命に備えて マルクスを読むしかないようだ。 ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説 (岩波文庫 白 124-1) 作者:カール・マルクス 岩波書店 Amazon 経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2) 作者:マルクス 岩波書店 Amazon ドイツ・イデオ…

知的体力をつけるには

今週のお題「体力」 論文や学術書を読めるようになるまでの道のりは遠い。 学部生のうちではなかなか難しいだろう。 まずは原書を一冊なんでもいいから決めて(できれば古典がいい) 自分なりにまとめてみるということをやってみたほうがいい。 洋書の場合、…

哲学の鍛錬

今週のお題「これを練習しています」 最近練習していることといえば もっぱら哲学の鍛錬ですな 毎朝毎晩、座禅に取り組み 昼は書物を読み漁る。 思索はどんどん深まり 知の深淵へと導かれるのだ。 哲学は死の練習だとソクラテスはかつて語ったが 人間は死を…

応用哲学会2025・2日目

昨日に引き続き 今日も応用哲学会に参加@大阪成蹊大学。 2日目もレベルの高いおもしろい発表が目白押し。 やっぱり応用分野はいい、というか 応用してこその哲学だなということを感じさせられますね。 哲学はこれだけ役に立つんだと 思い知らされるばかり…

応用哲学会2025・1日目

今日は大阪成蹊大学にて 応用哲学会に出てました。 やっぱりいわゆる伝統的(?)な学会と違って 「おける」発表があんまりないのがいいですね。 みんな自分で考え抜いているという 思考の跡が見られます。 あとレベルの高さが維持されているというのも いい…

人生と哲学〜ネオ高等遊民『ゆる古代ギリシア哲学入門 クセつよ逸話で学ぶ31人』を読んで〜

哲学のあり方とはどういうものだろう 一方では、哲学は固有名・個別性を超えた普遍的な営みであり思索者の人生とは無関係に営まれるべきだという意見がある。 他方で、哲学と実存は切り離すことができず、まさに哲学者の固有性こそが哲学を作っているのだと…

マルクスよりも前に政治哲学やれ

僕が何の気なしにつぶやいたツイートがまたもやバズった いきなり資本主義を否定してマルクスに飛びつく前に、まずは政治哲学をちゃんとやろう。 — 𓋴𓅱𓆑𓅱𓇌𓈖𓎡𓅱𓋴𓅱𓋴𓄿𓈖 スフィンクスさん SPHINXTHAN (@Sphinxthan) 2025年8月23日 まあ、フォロワーでマルクスマル…

山本圭『嫉妬論』を読んで

今日は山本圭先生の『嫉妬論』を読みました。 嫉妬論~民主社会に渦巻く情念を解剖する~ (光文社新書) 作者:山本 圭 光文社 Amazon 僕も研究者としては 同年代でいいポストに就けていたり持ち上げられたりしている 研究者を見て嫉妬を感じることが多々あり…

世界形而上学事始め

毎年誕生日には Amazon干し芋のリスト乞食をしているわけだが 今年はちょっとした巡り合わせがあった 秋葉剛史著『形而上学とは何か』(ちくま新書)と 入不二基義著『現実生の極北』(青土社)の2冊をいただいたことだ。 形而上学とは何か (ちくま新書) 作…

レジー『東大生はなぜコンサルを目指すのか』を読んで

今回はこれを読みました。 東大生はなぜコンサルを目指すのか (集英社新書) 作者:レジー 集英社 Amazon 結論から話すと 僕の頃はまだ公務員が安定みたいな安定思考だったけど、 最近の世代は安定のための成長を求めているんだなと。 とりあえずコンサルで能…

マルクス・ガブリエル『倫理資本主義』を読んで

随分前に哲学界のロックスター マルクス・ガブリエルの『倫理資本主義の時代』を読んだ。 倫理資本主義の時代 (ハヤカワ新書) 作者:マルクス ガブリエル 早川書房 Amazon 企業に哲学部門を設けて 倫理を注入するという考えには 諸々の批判があると思うが 私…

アカデミック・エロース試論

本ブログを書こうと思ったのは 元々Twitterで下記のような発言をしたことがきっかけである。 アカデミアで生きようと思う者は常人の幸福を捨てなければならない。アカデミアでは一夫一婦制の家族を諦め、より高次の、全員が自由に恋愛ができ自由にセックスが…

文献学研究は貴族趣味である

哲学研究の中でも 古典に権威があると信じ 必死に古典を読み漁り 解釈をしていくというスタイルの 哲学史古典研究がある これは古典の哲学者が きっと当時のみならず我々の時代にも通じる 普遍的な主張をしているという高貴な信念から くるのであろう アクチ…

いま哲学史をやる意義はない

かつてなら哲学系の学会で発表内容が「◯◯(哲学者名)における××」といったものが多かっただろうが、今やおける論文というのも減っていきトピックベースの発表や論文が増えてきた。日本人もようやく自律的な哲学をやる時期が来たのだろう。 だからこそ、もう…