2025年スフィンクスさん的ベスト書籍
— 𓋴𓅱𓆑𓅱𓇌𓈖𓎡𓅱𓋴𓅱𓋴𓄿𓈖 スフィンクスさん SPHINXTHAN (@Sphinxthan) 2025年12月30日
入不二基義『現実性の極北』
佐藤岳詩『20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか』
ネオ高等遊民『ゆる古代ギリシア哲学入門』
稲葉振一郎『滅亡するかもしれない人類のための倫理学』
田中慎弥『孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考』
来年はどんな本が出るのかな?
楽しみ!
今週のお題「買ってよかった2025」
今年買って読んで一番良かったのはダントツでこれ。
佐藤先生のご著作で気合の入った一冊。
特に扱われている哲学者のジェンダー比率がいい。
そして、前著の『メタ倫理学入門』よりもさらにグレードアップしていて、かなり勉強されているなという印象。
僕もがんばらなきゃと思うのと同時に、今の若い人はこんなメタ倫理学の教科書に恵まれていいなあという気持ちと、これからメタ倫理学のレベルがベースアップするんじゃないかという期待感で膨らんでます。
僕が院生の頃はウィギンズ、マクダウェル、ブラックバーンあたりが中心で、あとまだウィリアムズがそんなに注目されてなかった、パーフィットがようやく注目され出したかなあぐらいの時期だったので、今これだけ材料が揃っているのはいいなと思った。
マードックも個人的には『善の至高性』を読んだけど、メタ倫理学に組み込まれるとは思わなかった。
(※なんか絶版状態だが、この期に再版すればよろしいのでは?)
フットも邦訳が出てるので読むといいね。ただメタ倫理の本なのに徳倫理学入門とは、ってなるけど。。。
'Modern Moral Philosophy'も翻訳があればいいけど、誰か紀要とかで翻訳しませんかね?
ちなみにご著者の佐藤先生がこの論文を扱った論考がありますね。
個人的には直観主義者寄りなので
ロス、プリチャードの翻訳が是非とも出て欲しいなと思ってます。
勁草書房さん、待ってますよ。
パーフィットのOn What Mattersも出たばっかりの時に読まざるを得ない機会があったんだけど当時はさっぱりわからなんだが、今この著作を読んでやっとわかるようになりましたよ。それに翻訳も出てるのでまあ読むしかないね。
とにかくこの本を読んで僕はますますオックスフォードに行きたくなりましたよ。
待ってろよ、オックス!
高学歴は推し活をしないとかなんとかで炎上しているらしいが、
私は高学歴にも関わらず推し活をしている。
そう、私の推しは私自身だ。
私ががんばっていると
私は元気が出るし
私は私に依存している
俺を推せるのは俺だけだ
今週も疲れたな
あと残り12日、がんばろう。
今週のお題「今年読んでよかったブログ」
今年いちばんのブログといえばやはりこれ。
「令和人文主義」という言葉を作った谷川さんのブログというかnoteでしょう。
ただ不思議なことに、令和人文主義って言われてるけど、
ここで名前が上がってる人たち誰一人として「令和人文主義者」とは名乗ってないのですよね。
ということは、今いちばんに自分で名乗ってしまえば
令和人文主義を流行らせられる、、、
そう思って私は令和人文主義のオリジンになります。
谷川氏のブログ記事によると
令和人文主義の特徴としては次のように挙げられるそうです。
・文体が上の世代と全然違う
・受け手は学生よりも会社員(かつての教養主義は大学生を典型としていた。新しい知の観客を意識した語り方になっている。)
・多メディア展開
・反アカデミズムではない(専門分野、専門家との協調)
・教養主義から単なる人文知へ
・SNSやポストトゥルースを意識した自己論や社会論
・言葉への強いこだわり(言語哲学、言語学など)
・専門や得意分野がある
ということで、まあなんとぬるいことか。
そういうわけで私が令和人文主義オリジンの定義を披露して見せましょう。
ということですな。
これぐらいはやってもらわないと困る。